今月の活動の成果

主な成果

今月は3社に対して専門家の派遣を行った。
うち1社は、本事業で提案した照明機器のLED化を実行したので、その効果の定量化とデマンド管理基準の見直しなどを実施した。
もう1社は、本事業により省エネ意識改革が進み省エネ対策委員会を立ち上げ、空調・冷温水器の運転スイッチと区画毎の温度や運転時間等を徹底調査し、新たな省エネ案件を見出した。また、設備の運転マニュアルとして管理標準が有効であることを認識した。
もう1社は、本事業で実施した省エネ診断結果の圧縮機、熱処理炉、冷却塔等の省エネ提案について、企業側のエンジニアリング部隊と検討会議を持つことを決めた。
また、専門家派遣をしなかった1社について、次回の専門家派遣が効果的に実施されるよう、省エネ対策の準備を進めた。

課題

・省エネハード対策は、比較的その効果も大きく定量化し易いが、投資の伴わない運用改善の効果把握には時間がかかる。

・空調設備等は、季節により負荷が異なるので、単年度で省エネ効果を評価するのが難しい。

今後の方針

・本事業で提案した省エネ案件の実施状況をフォーローアップする。

今月の活動内容の詳細

相談件数・・・6件

活動実績

支援
対象者
業種 専門家
派遣数
支援内容
(1) 食料品製造業 1回 ・昨年度実施した省エネルギーに関する診断結果を踏まえた今後の対策確認
・照明器具LED化の省エネ効果の定量化とデマンド管理目標値の見直しなどを助言
(2) 娯楽業 3回 ・冷暖房機の省エネ運転、自販機等の省エネ提案
・中間期冷房連続運転理由の明確化、省エネ提案
・空調設備管理標準(マニュアル)の指導・助言
(3) 製造業 1回 ・省エネルギーに関する診断結果報告書の説明
・「見える化」による省エネ案件発掘法の提示
・圧縮機、熱処理炉、冷却塔等の省エネ提案
(4) 製氷業 1回 ・電力測定データの収集と解析に関する助言
・製氷プール健全化方法に関する助言

自主的な取組の実施状況

日時 場所 実施概要

今月の協力事業者

伊東 宏城氏 エネルギー管理士
伊藤 孝典氏 エネルギー管理士、第一種電気工事士
藤田 和也氏 エネルギー管理士、技術士(衛生工学部門)
南 正幸氏 エネルギー管理士、第一種電気工事士、第三種電気主任技術者
田沼 和夫氏 エネルギー管理士、技術士(電気電子)、第一種電気主任技術士
工藤 一郎氏 エネルギー管理士、技術士(総合技術監理・機械部門)