今月の活動の成果

主な成果

・今月は、省エネ診断を終えている企業4社と、省エネ診断から始める企業1社へ専門家を派遣した。その結果、前者の4社の内、2社はエネルギーデータの見える化が重要との認識の下、自らが見える化に取組むことを表明した。他の1社は運用改善や小規模投資案件の実行を明言した。もう1社は2回目の専門家派遣を受け、リーダークラスが参加し、省エネ意識の向上を図ると共に、当面は空調の省エネ対策に主眼を置いた支援とすることを決めた。また、支援対象企業8社の最後の企業1社を決めて、省エネ診断から始める支援内容を明確にした。

課題

・エネルギーデータの「見える化」を推奨しているが実際に実行している企業は少ない。

・設備仕様書がなく、現場の確認にも限界がある。また、実際のエネルギー使用量を測定する手段がなく、省エネ効果の定量化が困難な場合もある。

・省エネ対策にブレークスルーが必要なケースもあり、開発案件となることがある。

今後の方針

・専門家派遣後のフォローアップを継続する。具体的には企業訪問により、省エネ対策を実行に移す手段について、次回の専門家派遣までにメンテナンス業者等との連携を考慮する。

今月の活動内容の詳細

相談件数・・・7件

活動実績

支援
対象者
業種 専門家
派遣数
支援内容
(1) 食料品製造業 1回 ・新たな運用改善策及び小規模投資案件の実行方法を提案、実行内容決定
(2) 総合工事業 1回 ・エネルギーデータの見える化支援、運用改善案を提示し実験を推奨
(3) 製氷業 1回 ・デマンドデータの活用法、及び電力計測器紹介、運用改善案を提示
(4) 食料品製造業 2回 ・第1回専門家派遣のフォローアップ
・部門リーダー参加、空調省エネ提案
(5) 宿泊業 1回 ・省エネ診断の実施
(6) 製造業 1回 ・支援内容の明確化

自主的な取組の実施状況

日時 場所 実施概要

今月の協力事業者

田沼 和夫氏 エネルギー管理士、技術士(電気電子)、第一種電気主任技術士
伊藤 孝典氏 エネルギー管理士、第一種電気工事士
藤田 和也氏 エネルギー管理士、技術士(衛生工学部門)
伊東 宏城氏 エネルギー管理士
南 正幸氏 エネルギー管理士
工藤 一郎氏 エネルギー管理士、技術士(総合技術監理・機械部門)