あいち省エネ相談地域プラットフォーム事業

支援地域

愛知県

月次報告書

平成27年 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

基本情報

〒460-0002
名古屋市中区丸の内3丁目23番28号
イトービル

052-232-2216 (9:15~17:30)
http://www.eccj.or.jp/local-info/tok.html

目指す世界

課題意識

省エネルギーセンター東海支部では、昨年度191件の省エネ診断を実施し、特に製造業が盛んな愛知県で107件と多かった。診断後のアンケート結果では、約66%が診断による省エネ提案を実施済と実施検討中であるが、約34%は実施が困難としており、できない理由として、資金不足や技術情報及び人材不足との回答が多かった。

実施予定の愛知県では、自動車・工作機械・航空機等を中心とした製造業が盛んであり、中小規模の部品製造工場が当地域の重要な生産基盤を支えている。また、伝統的に窯業も盛んで、焼成加熱炉等のエネルギー多消費設備も多く、中小規模事業者が多いことも特徴的である。中小規模事業者においては、省エネ活動を中心に推進する専門のスタッフがほとんど存在しないのが現状であり、省エネ診断後の結果説明会を実施しても、その後のフォローアップ不足で停滞しているのが、課題認識として強く感じているところである。中小企業においても、自立した省エネ活動を継続するには、地域に密着したプラットホーム(気楽に相談できる駆け込み寺)が必要であると考える。

長期目標

地域の産業構造や各企業の実態に即した省エネ推進のため、具体的な省エネルギー計画の策定から運用改善のアドバイス及び、設備投資改善の実施支援など行うとともに、対策実施後の効果検証等の支援も行う。これにより省エネ活動のPDCAを回して、省エネマネジメントシステムの定着を図り、総合的に支援する地域プラットホームの構築を長期目標とする。

補助事業期間における目標

省エネ診断後の省エネ提案に対して、自立的に省エネPDCAを回すための省エネ支援ガイド・マニュアル(いわば省エネ活動の指南書)を将来的に完成すべく、効果的で具体的な支援方策(例えば、省エネ活動の進め方、データ収集法、見える化の実践、補助金申請の支援方法等)を試行・検討・編集しながら上記の長期目標の達成に向けて、有力な支援ツールとしてまずは第一歩を踏み出すこととする。

PF体制図

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