坂城町省エネルギー相談地域プラットフォーム事業

支援地域

長野県埴科郡坂城町

月次報告書

平成27年 8月 9月 10月 11月 12月

基本情報

〒389-0603
長野県埴科郡坂城町大字南条4861-35
0268-82-0001
(平日 9:00~17:00)
http://www.sakaki-tc.or.jp/

目指す世界

課題意識

坂城町の製造業は本町の基幹産業であり、製造業のエネルギー需要は町内全需要の約49%、特に電力は81%を占めている。この様なエネルギー需要を背景にH24年5月末、持続可能なエネルギーの利活用とムリ、ムダのない賢い使い方を研究するため、産学官連携による「坂城スマートタウン構想」がスタートした。特に電力の省エネに関しては、第一段階として町内2企業の協力を得て、約2年間の「見える化」等の活動により、20%から約30%の省エネ改善への取組みへと発展しつつある。

しかし、最大の課題は活動が2企業にとどまっており、他企業への進展や、全町的な活動にいたっていない事である。潜在的に人的、資金的問題をかかえているが、活動が個々にとどまり、運動が組織化されていない為、全員参加となっていないことが主たる原因と思われる。

プラットフォーム事業(PF)への参画は、以上の課題を解決する絶好の機会と捉えている。

すでにPF事業への参画について多くの人が議論していること自体、組織化への第一歩と考えられる。

長期目標

今回のPF事業による支援体制、組織の強化により今年度の支援企業数としては8社を見込んでいるが、長期的には町内全企業の参画を目指し、更に最適な再生可能エネルギー設備の導入検討を含め、町全体のエネルギーマネージメントシステムの構築により「スマートタウン坂城」の実現を図る。

なお、経営的視点からの省エネ活動(生産革新と省エネは同床)思想が企業基盤を強化し、地域活性化への具体的歩みにつながる。

省エネの目標値は運用(運営)・設備により20%の削減達成を目指す。 

補助事業期間における目標

1.従来の個別活動からさかきテクノセンター、坂城町、支援対象企業による共同体組織を構築し、支援体制を強化する。

2.関東経産局、省エネ専門員、信州大学の支援により、経営的視点に基づき 運用(生産性改善を含む)、設備の両面から診断を行い、対策や実行計画を立案する。

3.対策にあたって、中小企業では省エネルギー対策に係わる人員確保が課題である。対策として共通課題を支援対象企業内で共有し、対策内容を共有化することにより解決策の効率化を図る。さらに対策方法の共同討議、情報の共有化により、企業担当者の職務能力向上を図ることができる。

PF体制図

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