エネマネハウス2015

こだわりポイント
関東学院大学の「GREEN HAT 2030」は高価でフル装備のZEHではなく、住み手自らが参加することによって、誰もが手に入れられる可能性のある「アフォーダブルなZEH」を目指しています。私たちが提案するすべての技術は建物の性能だけでなく、人々の生活に直結しています。「GREEN HAT 2030」は懐かしくも新しい、そして生活に根ざしたZEHです。
私たちがグリーンハットと呼んでいる屋上部分は、日除けを兼ねた太陽光パネルなどの創エネシステムを備えた庭園(菜園)になっています。庭の下の居室部は、南北に分かれた単純な平面で、南側には玄関と廊下を兼ねた縁側、北側には浴室とダイニングキッチン、そしてリビングを兼ねた寝室を設けています。縁側を持つ平面や、部分的に用いられる伝統的な材料は、伝統的民家を連想させます。

「GREEN HAT 2030」は主体構造に在来木造を用います。その他に外壁や床材などに木材を利用し、暖房熱源に木質バイオマスを利用するなど、これまで長く用いられてきた伝統的方法を再評価し、すまいのデザイン・設備に用いています。その一方、透明断熱材、高効率照明、PCM蓄熱材、蓄電池、HEMSシステムなど、従来の住宅にない先端的な技術も等しく採用しています。
このように、伝統技術と先端技術を等しく評価することによって、私たちはすまいの本質である「変わらない価値と、進化すべき部分」について考え、提案します。

完成写真

施工過程の動画

チームの紹介

「GREEN HAT 2030」(関東学院大学 ZEHプロジェクト)では、建築・環境学部の各分野に所属する大学院生、学部生、教員、助手によるワーキンググループをコアメンバーとして、学部全体で「エネマネハウス2015」に取り組んでいます。
ワーキンググループの学生は8月の時点で14名おり、大学院生や学部4年生といった上級年次の学生だけでなく、幅広い学年の学生がプロジェクトに参加しています。その中で大学院修士1年の3名が「学生リーダー」として、協力事業者との打ち合わせをはじめ、学生ワーキンググループの統率を取っています。
現在、学生ワーキンググループのメンバーは、「設備」・「内装」・「植栽」・「土壁」の4分野のグループに分かれ、各協力事業者との打ち合わせに参加し、プロジェクトを進行しています。
学生ワーキンググループはデザイン分野を専攻している学生を中心に、環境・設備分野を専攻している学生も多く参加しています。

私たちの「GREEN HAT 2030」のコンセプトでもある、『「高価でフル装備のZEH」ではなく、住み手自らが参加することで誰もが手に入れられる可能性のある「アフォーダブルなZEH」』というアイデアは、日頃から、これからの住宅のデザイン、これからの住宅のあり方を考えているグループだからこそ生まれたといっても過言ではありません。
今回、「エネマネハウス2015」の開催地が地元横浜であることの「地の利」を活かし、施工・展示は授業の一環として、ワーキンググループのメンバーだけではなく、分野や学年の垣根を越えた多くの学生が参加する予定です。伝統的技術と先端的技術を融合させる私たちの提案が、「2030年の生活スタイル」をイメージできるものになるように、プロジェクトの成功を目指し、これからも取り組んでまいります。

主要メンバー情報

教員学生

西端 暁

工学研究科博士前期課程
建築学専攻 修士2年

チーム内での役割
図面担当

大会に向けての意気込み
夏休みはオーストラリアで結婚しました!その勢いでエネマネを盛り上げていきます!

松尾 隆史

工学研究科博士前期課程
建築学専攻 修士1年

チーム内での役割
環境設備計画担当

大会に向けての意気込み
地球環境破壊を食い止める一つの手がかりとなれればいいなと思います。

松原 裕太

工学研究科博士前期課程
建築学専攻 修士1年

チーム内での役割
学生統括者、設計、施工担当

大会に向けての意気込み
全て引っくるめて、最後まで楽しみます。

長尾 将孝

工学研究科博士前期課程
建築学専攻 修士1年

チーム内での役割
設計・施工担当

大会に向けての意気込み
多くの方に共感をしていただけるような、そんな住宅に仕上げたい。

亀山 岳司

工学研究科博士前期課程
建築学専攻 修士1年

チーム内での役割
学生代表者、設計、施工担当

大会に向けての意気込み
みんなが笑顔になれる、そんな住宅を建てたいです。

酒井 彩香

建築・環境学部
建築・環境学科 3年

チーム内での役割
内装デザイン担当

大会に向けての意気込み
エネマネハウスの根本的な意味を追求した内装空間になっています!

関 美沙希

建築・環境学部
建築・環境学科 3年

チーム内での役割
内装デザイン担当

大会に向けての意気込み
心地いい空間づくりができるよう、たのしみながら精一杯がんばります。

森 紗月

建築・環境学部
建築・環境学科 3年

チーム内での役割
内装デザイン担当

大会に向けての意気込み
家具や畑などがグリーンハットに加わり、より忠実に暮らしを表現したいです。

大塚 雅之

建築・環境学部
建築・環境学科
教授(学部長)
チーム内での役割
環境・設備計画(主に水環境)

大会に向けての意気込み
横浜の風を感じながら、楽しく将来の住まいを考えましょう。

粕谷 淳司

建築・環境学部
建築・環境学科 専任講師

チーム内での役割
統括事業責任者

大会に向けての意気込み
環境/構造/デザインの分野を横断して、あたらしい住まいを誕生させましょう。

遠藤 智行

建築・環境学部
建築・環境学科 准教授

チーム内での役割
環境設備計画担当

大会に向けての意気込み
地元・横浜からの参加です。学生中心のプロジェクトで「らしさ」が表現できればと思います。

山口 温

建築・環境学部
建築・環境学科 専任講師

チーム内での役割
環境・設備計画担当

大会に向けての意気込み
関東学院大学が提案する「すまい」、多くの方々に共感いただければ嬉しいです。

村山 徹

建築・環境学部
建築・環境学科 助手

チーム内での役割
設計、工事監理担当

大会に向けての意気込み
サムアップ!

有原 寿典

建築・環境学部
建築・環境学科 助手

チーム内での役割
設計、工事監理担当

大会に向けての意気込み
学生たちの未だ見ぬ力に期待しています。

活動レポート

間取り

協力企業

  • 桧家グループ(株式会社桧家ホールディングス)
  • ポラテック株式会社
  • カツデンアーキテック株式会社
  • TOTO株式会社
  • 旭硝子株式会社
  • 株式会社LIXIL
  • 株式会社京セラソーラーコーポレーション
  • NEC(日本電気株式会社)
  • 株式会社エクソル
  • 株式会社吉銘
  • チリウヒーター株式会社
  • 株式会社カネカ
  • 株式会社朝日工業社
  • 株式会社ニチハ
  • 株式会社日本アクア
  • 株式会社アドヴァン
  • 株式会社カナイ
  • 積水化学工業株式会社
  • 株式会社石巻工房
  • ファブリックスケープ
  • 植物自由区
  • スフェラーパワー株式会社
  • 有限会社ぬり貫
  • 株式会社栄住産業
  • 株式会社山善
  • ナイス株式会社
  • 丸紅建材株式会社
  • 第一産商株式会社
  • 三菱電機株式会社
  • 有限会社新東建設
  • 大光電機株式会社
  • 小西泰孝建築構造設計
  • ソノベデザインオフィス
  • カスヤアーキテクツオフィス一級建築士事務所
  • 株式会社ノーリツ