平成29年度 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)

平成29年度 高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)

平成29年度「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業(断熱リノベ)」の補助対象製品は、SIIが定める要件を満たした「ガラス」、「窓」及び「断熱材」のみです。
平成27年度補正予算「住宅省エネリノベーション促進事業」で補助対象製品になっていた「給湯設備」及び「蓄電システム」は、補助対象外ですのでご注意ください。

2. 対象製品の登録要件
(1)ガラスの要件

① U値が2.33以下の製品であること。
以下の通り、ガラス中央部の熱貫流率による分類を設け区分する。
・Aグレード:U値1.50以上、2.33以下のもの。
・Sグレード:U値1.50未満のもの。

② 原則、JIS認証(JIS R 3209)を取得した製品であること。
(該当するJIS等については、下記表1を参照のこと。)

・過去3年以内に認証(認証維持審査によるものを含む)を受けているもの。
(複数の工場がある場合は代表工場の認証書で可とする)。

・ただし、JIS認証を取得した製品と同等以上の性能を有することを確認できる(性能担保等や品質管理体制が確立されていると認められる)製品(以下の1又は2に該当する製品)は対象とする。

1.断熱性を向上するために、中空層にアルゴン・クリプトン等を封入したガス入り複層ガラス等(JIS規格準拠製品)を生産する代表工場が過去3年以内に認証を受けているもの(アルゴン・クリプトン等を封入したガス入り複層ガラス等はJIS規格がないため、それらと同様の製品でガス入りではない製品の認証で可とする)。かつ、実際に使用している各メーカーのガラスデータータを使用した代表製品の計算結果を提出できるもの。

2.過去3年以内に認証を受けているもの。品質管理に関する認証書、第三者機関※2 による熱貫流率の性能試験報告書、製品管理で実測している熱貫流率の管理図を提出できるもの。

(注)登録する熱貫流率は、登録する区分の中で最も熱貫流率が大きいもの(中空層厚の小さいもの)とする。

・ただし、JIS規格準拠製品、JIS規格製品であってもカタログ等に記載のない中空層厚を登録する場合、およびカタログ等に記載の小数の桁数より多い桁数の熱貫流率を登録する場合は、性能試験成績表※ を提出すること。

※JIS R 3107、JIS A 2102-1およびJIS A 2102-2、またはWindEye※1 により実施された第三者機関※2 の計算報告書。

※1 一般社団法人リビングアメニティー協会で公表されている窓の断熱性能プログラム。
報告書を提出する場合、ガラスメーカーにて社印を押印する。

※2 一般社団法人リビングアメニティー協会等。

表1 ガラスの登録要件に関するJIS規格等

名称

内容

JIS R 3209

複層ガラス

JIS R 3107

板ガラス類の熱抵抗及び建築における熱貫流率の算定方法

JIS A 2102-1

窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算 第1部:一般

JIS A 2102-2

窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算 第2部:フレームの数値計算方法

(2)窓の要件

① U値が2.33以下の製品であること。
ただし、内窓の場合は外窓と合わせてU値が2.33以下であること。またこの場合のU値は、外窓をアルミの枠と単板ガラスを想定して算出すること。

② 原則、JIS認証(JIS A 4706)を取得した製品であること。
(該当するJIS等については、下記表2を参照のこと。)

・複数の工場がある場合は代表工場の認証書で可とする。

・ただし、JIS認証を取得した製品と同等以上の性能を有することを確認できる(性能担保等や品質管理体制が確立されていると認められ、第三者機関による品質性能試験報告書が提出できる)製品(以下の1又は2に該当する製品)は対象とする。

1.品質認証書および附属書等(JIS Q 9001認証書等またはJIS Q 17050供給者適合宣言等製品管理で実測される熱貫流率の管理図)および性能試験成績書※ を提出できるもの。

2.性能試験成績書※ および自己品質管理証憑を提出できるもの。

※性能試験成績書は以下のいずれかとする。 ただし、性能試験成績書にガラスメーカー名、ガラス製品名、ガラス中央部の熱貫流率、ガラスの中空層の厚さの記載があること(ない場合は、これらの項目を別紙にて作成し、窓メーカーにて押印の上、提出すること)。
a. JIS A 4710またはISO 12567-1により代表試験体※1 で実施された第三者機関※2 の試験結果報告書
b. JIS A 2102-1およびJIS A 2102-2またはWindEye※3 により代表試験体※1 で実施された第三者機関※4 の計算結果報告書

※1 商品シリーズ(同一の商品シリーズ名として販売され、材質、構造等が同様であること)の中で、代表的な窓種(引き違い窓を原則とし、商品シリーズ内に引き違い窓(引き形式の窓)が無い場合は該当シリーズでの代表窓で可)、代表的なサイズ(W1650×H1300mm等、窓種を引き違い窓としない場合は、該当窓種の代表的なサイズ)、登録する商品シリーズとして装着させるガラスのうち最もガラス中央部の熱貫流率(JIS A 3107等での計算値、第三者機関※5 の測定値、にてもしくはガラスメーカーカタログ値による)が大きいガラスからなる試験体を言う。

※2 JNLAやJABに登録されたメーカーの試験所も含む。

※3 一般社団法人 リビングアメニティ協会で公表されている窓の断熱性能プログラムWindEyeによる計算結果報告書を提出する場合、窓メーカーにて社印を押印する。

※4 一般社団法人 リビングアメニティ協会等。

※5 一般社団法人 建材試験センター等。

(注)テラスドア、勝手口ドア等は、ドアに組込まれたガラス部分がドア面積の50%以上であり、上記登録要件を満たす場合のみ登録可とする。ただし、ガラスのサイズが明記された書類を添付すること。(カタログも可とする)。

表2 窓の登録要件に関するJIS規格等

名称

内容

JIS A 4706

サッシ

JIS Q 9001

品質マネジメント規格

JIS Q 17050

適合性評価-供給者適合宣言

JIS A 4710

建具の断熱性試験方法

ISO 12567-1

Thermal performance of windows and doors. Determination of thermal transmittance by hot box method. Complete windows and doors.

JIS A 2102-1,2

窓及びドアの熱性能-熱貫流率の計算
第1部:一般 第2部:フレームの数値計算方法

WindEye

窓の断熱性能プログラム

(3)断熱材の要件

① 次の1)の要件を満たす製品であること。ただし、天井断熱工事に用いる吹込み断熱材においては、2)の製品についても要件を満たすものとみなす。

1)λ値(熱伝導率)が0.041以下の製品。

・マット、フェルト、ボード状等の断熱材においては、メーカー出荷時にその性能値が確保できているもので、かつ確認できること。

・現場吹込み、現場吹付けにおいては、予めSIIに登録されたメーカーが指定する施工会社にて施工するもので、かつ現場施工時に登録された性能値を確保できること

・真空断熱材においては、予めSIIに登録されたメーカーが発行する、真空断熱材施工登録店登録証または、真空断熱材指定施工業者届出書を提出できる施工会社が施工し、性能・品質が確保できていること。

2)R値(熱抵抗値)が2.7以上の製品。

・天井断熱工事に用いる吹込み断熱材とし、予めSIIに登録されたメーカーが指定する施工会社にて施工するもので、かつ現場施工時に登録された性能値を確保できること

② 原則、JIS認証を取得した製品であること。
(該当するJIS等については、下記、表3を参照のこと。)

・過去3年以内に認証(認証維持審査によるものを含む)を受けているもの。
(以下の1〜4のいずれかに該当する製品であること)

1. JIS認証値で登録を要望し、JIS認証書、附属書を提出できるもの。

2. JIS認証製品でありかつ自己宣言値での登録を要望し、JIS認証書、附属書および性能試験成績表を提出できるもの。

3. JIS認証外品の登録を要望し、品質認証書および附属書等(※JIS Q 9001、JIS Q 17050供給者適合宣言も可)、第三者機関にて測定した性能試験成績表、JIS A 1480による統計処理により正しく算出された性能値(熱的宣言値)の書類を提出できるもの。
JIS規格がなく、ISO 9001またはJIS Q 9001を取得し登録を希望する場合も含む。

4. JIS規格がなく、かつISOも未取得で登録を要望し、JIS Q 17050「適合性評価-供給者宣言」に基づく自己適合宣言ができる製品で、自己適合宣言書(JIS Q 17050-1)、支援文書(JIS Q 17050-2)、品質マニュアル、QC工程表、第三者による適合性評価報告書を提出できるもの。

表3 断熱材の登録要件に関するJIS規格等

名称

内容

JIS A 9504

人造鉱物繊維保温材

JIS A 9511

発泡プラスチック保温材

JIS A 9521

建築用断熱材

JIS A 9526

建築物断熱材用吹付け硬質ウレタンフォーム

JIS A 9523

吹込み用繊維質断熱材

JIS A 5914

建材畳床

3. 公募説明会について

※対象製品の公募説明会は終了いたしました。

当該公募の内容、提出書類等についての説明会を下記の日程により開催いたします。
説明会は事前エントリーの受付をいたします。
※エントリーの受付は、開催日の前日までとなります。
※会場が満席になり次第、受付を終了させていただきます。
※開催日の前日に、受付を終了させていただきます。

※参加を希望される全ての方がご登録ください。また、会場定員により1企業2名様までとさせていただきます。

開催日

開催地

時間

定員

会場

平成29年
4月17日(月)

東京

13:30〜 受付
14:00〜 説明会開催

(約2時間を予定)

150名

〒107-0052
東京都港区赤坂2-14-27 国際新赤坂ビル東館13F
TKP赤坂駅カンファレンスセンター ホール14C
https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/
cc-akasaka/access/

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